道具としてのExcel活用
クラウド(AzureDB)利用料金を、半減させる方法
~ Azureで実践、時間帯別コントロール ~
クラウド利用料金を、半減させる方法
Excelで足りない機能は、クラウド併用
意外と便利な、Excelからのクラウド接続
Excelは信じられないほど多機能ですが、それでも大量のデータ処理は苦手ですし、同じファイルを複数人でつつき合っていると、遅いだけで無く、壊れやすくなってきます。
そんなとき、クラウドのサービスとつなぐことで、驚くほどの「高性能Excel」ができあがります。そもそも、つながるの?と驚かれる方も多いようですが、大抵はクラウド側につなぐ方法(API)が用意されています。
できることの例としては、
- クラウド型データベース(DB)と接続して、作業の現場から即実績を登録
- クラウド型DBで高速検索した結果を、Excelが受け取って表示
- ECサイトサービスと接続して、売上情報を自動で取得する
- 在庫管理クラウドにつないで、現在庫をリアルタイムで確認しながら、Excelで発注指示
このように、本来Excel単体ではできないことも、多様なクラウドサービスとつなぐことで、驚くような機能を実現できます。
決して安くはない、クラウドサービス
意外と金食い虫な、クラウドサービス
ところで、このクラウドサービスですが、一般には「初期投資なしで安く使える便利なしくみ」と認識されているようですが、実際は使っているうちにオプション機能の契約が少しずつ増えていき、気がついたら毎月高額な利用料を払っていた、という展開が多いのです。
我が社でもクラウドストレージ(HDDがクラウド上にあるイメージ)を試したことがあります。
「地震で建物が全壊してもデータはクラウド上なので安全」なのは確かですが、月額利用料だけで、HDDが何台も買えてしまうので、結局やめてしまいました。
クラウド料金が半額以下になった!
高いけれど便利なクラウドサービスですが、我が社で使っているマイクロソフトのAzure(アジュール)は、時間単位の課金となっていることに気づきました。
となると、眠っている夜間にまで高額な利用料が発生していることになります。
これを、「必要な時だけ性能を上げ、それ以外は下げる」ようにすれば、大幅にコストを削減できます。
試しに、タイマー起動で設定を変えてみたところ、見事半額以下に大幅削減できました。
クラウド利用料は、使わない時に性能を下げることで、大幅削減可能お客様へのサポートにも早速この方法を適用し、土日祝は最低スペックにしつつ平日は能力Upを図ったところ、コスト削減につながることから、大好評でした。
この発想は、他のサービスで応用できそうです。