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~ サービス業の”工程管理” 事例~
毎日誰が来るか分からないアルバイトに、仕事を最適配分 新規案件の納期計算に多大な時間 背景...
Excel専門|マクロ+システム開発で業務改善
業種 | |
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利用規模 | |
用途 | |
解決した問題 |
事象 | 複数台の温湿度計データ取得を、手作業で行う負担を何とかしたい。 |
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対策 | 無線対応のデータロガーを活用。もしくは、定期的に取得したデータを自動で吸い上げるしくみを活用し、Excelファイルに自動保存。 |
対応結果 | 5分ごとのデータがリアルタイムで記録できるように。温度/湿度の比較検証もExcelグラフで直感的に実現。 |
当社の主要顧客層の1つに、建設コンサルタント業界があります。
その業務の1つに各種アセスメントがありますが、わかりやすくまとめると、長期間何かを計測して影響の有無を計るというものです。
計測対象の1つに温度・湿度がありますが、従前は「おんどとり」や「RC-4HC」のような”温湿度ロガー”と呼ばれる機器を設置して定期的にデータを収集し、Excelで分析していました。
これがなかなか面倒な作業で、台数が多いと思いがけないトラブルに巻き込まれます。
たとえば・・・
といった具合です。
建設コンサルタント業界以外でも、住宅関連メーカーや物流業などで同様の課題を抱えており、対策としてのシステムをいくつか手がけて来ました。
もともと少ない台数の頃は手作業で十分対応できていたのですが、台数が増えるに連れて負担が増してきます。
どのようにしていたかというと・・・
のように、電池の問題はどうやっても他に解決方法はなさそうですが、手作業が多すぎます。
こうしたニーズをまとめると「時刻がずれても自動で補正し、USBに差込んでデータファイルをコピーするのを自動化し、条件に応じて必要なデータをExcelでグラフ化して分析できる環境が欲しい」ということになります。
前述の「定期的に電池交換」はせいぜい年に1回ですから、これをコンセントやソーラー電池から給電することもできるとはいえ、費用対効果は低そうです。
次の「時計の時刻合わせ」も、自動補正をしなくても近似するよう、定期的に合わせて置いた方がよさそうです(長く使っていると分単位でずれてきます)。
あとは、「パソコンのUSBポートに差して、データをファイルとして保存」については、これを自動化するというより、無線で繋がる方式のものを活用した方が良さそうです。
当社では「SwitchBot 温湿度計」を活用してExcelファイルに記録するシステムを自主運用していますが、1つ¥2,000もしないので、大量にリプレースしても大きな費用負担にはなりません。
※ネットワーク機器は別途必要です
他に、従前からロングセラーの「おんどとり」シリーズでも無線対応版があります。
無線で繋げてシステム化すると、
・・・ようになります。
当社の手がける案件では、ログデータの加工ニーズが一定数あります。
このため、温湿度データも含めて様々な課題に応えられるような”部品”としてのしくみを持っています。
これを使うと、
・・・といったメリットが生まれ、生産性が劇的に向上します。
よく「スマホから今の温度・湿度が確認できます」というしくみがありますが、要するにネット経由でデータを取得する手段があるということになります。
これを活用できれば、スマホで「見る」だけでなく、データを保存して二次活用するシステムに拡張することができます。
例えば、OneDrive上のExcelファイルに自動的に保存する、クラウド上のデータベース(Azure等)に保存する、といった事が可能です。これを定時で自動的にデータベースに登録しておけば、人でを煩わさずにデータの蓄積が可能になります。
このように「ファイルとして自動保存」するために、当社ではMicrosoft PowerAutomateのしくみを活用しています。
「どこからデータを取得するか」を定義しておくと、「どこに保存する」を切替えるだけで、Excelファイルでもデータベースでも、保存ができるようになります。
また、一定の閾値を超えたらメールやSNSで通知する、といったことも可能です。
複数の温湿度ロガーを使って温度湿度のデータを取得する場合、目的は「位置など配置環境による違いの検出」にあります。
言い換えると、「同じような場所」「同じような高さ」・・・の計測器データについて、同時刻間にどのような差違が生じるかを比較するニーズが多いです。
そこで、データそのものはデータベースに一元化し、必要なデータを属性に応じてExcel上に呼び出す方式をとっています。
また、グラフ加工は2軸(温度・湿度)で様々な条件をしていして取捨選択しながら、比較できるようになっています。
暫く前に「BIツール」というものが流行りました(今でもあります)。
様々な大量データ(ビッグデータ)を分析し、マーケティングや研究開発に活用しようとするものでしたが、なぜかわが国ではぱっとせず、ブームは去ってしまった感があります。
しかし、本来BIでやろうとしていた分析とは、大量のデータの中から、様々な属性のものを組み合わせて、比較して、特徴らしきものを発見し、その仮説の裏付けをとるための手段であったはずです。
それなら、日頃から使い慣れているツールが一番手に馴染んでおり、生産性も高いはずです。
こうした視点から、当社ではBIブームに乗ることはせず、あくまでExcelで分析できる環境を探ってきましたが、今のところ少なからぬ分析部門・研究開発などの分野で、Excelによるデータ分析システムが活用されています。
なお、同様の考え方で実装した例としては、製造装置から出力されるLogデータを視覚化して歩留まりの向上の分析に使った例や、不良品が発生した際に上流工程までLot単位で遡って加工結果を分析するシステムなどにも応用されています。
自社で保有するデータの有効活用をご検討でしたら、匿名・無料でご相談に対応しています。