お客様の声

限られた期間・予算の中で、実現できました

ご担当者様

今回のお客様「旭化成株式会社」は、いわずと知れた総合化学メーカーで、サランラップやへーベルハウスなどの消費者向け商品だけでなく、多くの高性能産業用製品を手掛けています。
お客様の部署が取り扱う、最先端のろ過膜「マイクローザUF・MF」は、水処理市場では世界的に多数の採用実績を誇っており、またエレクトロニクス・自動車・医薬食品および環境関連などの各分野において広く活用されています。
半導体や化学工業製品をはじめ、自動車、医薬、食品などの製造プロセスへの採用では、国内で比肩するもののない採用数を継続しています。

どんなことに困っていましたか。

もともと、社内で作成した旧システム(見積支援システム)を長年にわたって業務に活用していました。
ところが、2017年4月から弊社標準PCのバージョンアップに伴い、これまで使用していた旧システムが稼働しなくなることが確認されていたため、対応に迫られておりました。
正式に対応することが決定したのが遅かったこともあり、時間が限られていた(数か月)こと、また予算的にも限られた範囲で対応をする必要があり、困っていました。

それは、一言でいうとどんなシステムですか。

弊社は液体を分離・ろ過する膜製品「マイクローザUF・MF」及び装置を販売しておりますが、当製品を顧客へ提案するにあたって、過去に提案した内容を参考にしながら見積もりを行っており、こうした作成工程を支援するシステムです。

それをなぜExcelで解決しようとしたのですか?

限られた予算、期限の中で、必要な機能を維持した見積支援システムの構築を目指し、様々な選択肢を探った結果、最適と判断したためです。

クレッシェンド社を選んで戴いたのは、なぜでしょう?

Excelでのシステム構築方針で検討する過程で、Excelに特化しており、Excelを使用した業務の経験を豊富に持っていた点を評価し、クレッシェンド殿へ依頼をする運びとなりました。

開発~導入まで、スムーズに行きましたか?

前述の通り、過去の実績を参照する都合上、データベースシステムを用いた旧システムで作成されていた見積データを今回の新システムで引用できるよう、データを移行する必要がありました。
しかし、新旧システムで構造が異なるため、どことどこが対応しているかの特定をするために、何度も確認をする必要がありました。
また、過去データ件数が膨大のため、新システム稼働直後は速度が遅く、原因を探りながら速度を上げるための改善対応に苦労しました。

基礎資料は当社側で用意したのでよくわかりますが 分量も多くご負担だったと思います。
新システム導入後、何か改善された点はありますか。

限られた予算、期限の中で、旧システムで使用していた機能を維持しつつ、予定通り2017年4月から弊社新環境で稼働するシステムを構築することができました。
当面、動作環境での心配はしなくてよさそうです。
新システムで新たに追加した機能として、見積書の出力時に社印の印影を自動的に印刷できるようになったため、これまでよりも、見積書印刷の作業時間を短縮することができるようになりました。

今後の展望をお聞かせ下さい

過去の見積データが膨大であり、今となっては必要のないものも蓄積されているため、使い勝手にも影響しています。
これまで、あるいは今後蓄積されていくデータの取捨選択を進め、スピーディに検索、引用対応できるようにしていければと思っております。