お客様の声
株式会社リブ・コンサルティングは、企業経営に関する教育・研修プログラムの企画・運営を通じて、総合経営コンサルティング業務を行っています。
2012年の設立以来、順調に業務を拡大しており、2015年12月時点で105名のコンサルタントが、国内だけでなく、韓国・タイの企業に対しても、サービスを行っています。
企業の「頭脳」となり、経営課題を解決するというコンセプト実現のため、人財育成・評価には特に注力しており、今回対象となった業務も、コンサルタントの評価を行うための独自の仕組みです。
今回開発依頼を戴いたのは、一言でいうとどのようなシステム(以下、「本システム」)といえますか
コンサルタントのコンピテンシー評価(※注)を運用するためのシステムです。
弊社は若い社員も多いため、3ヶ月に1回の評価とフィードバックを実施しています。今回のシステムは個別評価記入シートの作成から、評価調整会で用いる各種集計資料の作成、評価フィードバック資料までを自動で作成するところまでが範囲となっています。
※コンピテンシー
高業績者のの行動特性をモデル化して評価基準とし従業員を評価することで従業員全体の質の向上を図ることを目的とする。従前の潜在的・顕在的能力の評価ではなく、具体的な行動現象形態で評価を行うのが特徴。
システム導入前に抱えていた課題について、お聞かせください。
当社では、社員の評価を3ヶ月に1回実施しているのですが、そのために開催される評価調整会議のための資料づくりがとにかく大変でした。
本来であれば回答結果を集計し、その結果を見て評価傾向を事前にチェック、調整会の運営方法を検討するといった流れとなり、それなりの時間が必要です。
しかし、評価シートの集計作業とミスのチェック作業に追われて、それらの時間が十分に取れない状態でした。
システム化の手段として、Excelを選択した理由をお聞かせください
もともと自分たちでExcelの関数を用いてある程度は自動計算ができるようにしていたため、それをそのまま活用してシステム化することで、現在使っている帳票類の機能を失わずに効率化できると考えました。
また弊社では、事業の展開に応じて組織変更や評価項目変更を頻繁に行うことが想定されたため、専用のシステムを作るよりも、Excelで作った方が柔軟なメンテナンスができ、費用も抑えられることも理由でした。
クレッシェンド社を選んで戴いたのは、なぜでしょう?
すでに別のシステムの運用をお願いしていたため、弊社の組織構成やシステム環境を熟知していたこと、当社以外において人事評価制度のシステム化実績があったことが理由です。
新システムリリースにあたって、苦労されたのはどのような点ですか
社員のPC環境がまちまちなため、予定していた機能が一部使えなかったり、集計機能が思ったように動かなかったりすることが発生しました。
特に海外拠点の社員については、想定外のエラーが発生したものの、国内環境では再現せず、個別対応が必要になったケースもありました。
本システム稼働後、導入前からどのように変わりましたか
集計作業などが自動化されたことで、処理の高速化の他、人的ミスが減ったため、当該業務の時間短縮ができました。
その結果、調整会議の前日には資料が仕上がるようになりました。
今後の展望をお聞かせ下さい
今後は他のシステムとの連携により、業績評価の計算等においてより効率化ができればよいと考えています。