お客様の声

Excelだけで運用できる身近さが好評です

ご担当者様

不動産賃貸業務を支援するクラウドサービス「ESいい物件One」や不動産情報データベースなどの提供を通して、全国の不動産賃貸業の業務効率化をバックアップしています。
HPを通じた集客のしくみだけでなく、バックグラウンドの経理処理などにも一貫性を持たせたしくみを提供しているのが強みです。
今回関係する「ESいい物件One」サービスは、2012年のサービス開始以来、右肩上がりで利用者を増やし、2016年7月現在、約900社の利用実績があります。

どんなことに困っていましたか。

クラウドサービスの1つに、主要な会計ソフトで処理できる仕訳データを出力できるという機能があるのですが、自社でカスタマイズじた会計システムを使っているお客様については、個別対応が必要になってきます。
単純なルールなら定義表などで対応できるのですが、特にルールが明文化されているわけでもない場合、これを取り纏めるのに時間も手間もかかってしまいます。
当社では、こうした特殊な変換ルールをとりまとめる部署はなく、これまで私がいわば手弁当でやっていたのが現状で、あまり時間をとれなかったのが悩みの種でした。

貴社のお客様は、どのような課題に対して「ESいい物件One」の 導入を検討されたのでしょうか。

もともとは、老舗メーカーパッケージソフトを使っていたのですが、設計が古いせいか、一度紙に印刷したものを再度入力し直す必要があったり、サテライトの営業が使えないのでFAXされてきた文書をまた入れ直すなど、手間も時間もかかり、人的ミスを誘発する状態でした。
そこで、様々な業務を一元化しようとする当社の提案方針を受け入れて戴いき、入力ミスなどの手戻り等の修正および、そのチェック時間を大きく削減できたと評価を戴いています。
ところが、会計処理に繋ぐ箇所だけは特別なルールが多く、、もともと組み込まれている機能では対応ができなかったのです。

それをなぜExcelで解決しようとしたのですか?

最初、他の社員からここがいいのではないかと言われて声を掛けた程度でしたが、初対面時「エクセルもプログラムの要素があるから、他のしくみでできてエクセルでできないことは無い」旨説明を受け、妙に納得がいったんです。
また、ルールのとりまとめに困っていたわけなので、これを自分達でできるのであれば、自社開発や海外で安くやってもらう方法も採れたのですが、お客様との打合せに同席してもらい、要望のあった方法で進めると何か問題が生じるような場合に代案を提案して貰えたのも安心材料でした。

開発はスムーズに行きましたか?

それが、お客様自身も口伝でルールを継承していた事もあって、機械的なルールに置き換える段になって改めてルールの整理が必要になる事態に、何度も見舞われました。
特殊なルールになってくると、元々非常に細かい粒度で情報を保持している「ESいい物件One」のデータでも表現できないものが出てきたため、運用ルールをゼロから見直す必要があり、お客様に最終的な合意を得るまでに半年以上かかってしまいました。

それは大変でしたね。
クレッシェンド社をパートナーに選んだことが、 問題解決に少しでも役立ちましたか?

指示すればやってくれる会社は普通にあると思いますが、お客様自身がルールを明確にできない中、柔軟に運用案を提示するなど、要件定義にあたって柔軟な対応をしてくれた点と、何か課題が生じた際にすぐ代案を出すなどのスピード感が、これまで見てきた他社には無い特徴でした。

お客様(エンドユーザ)の評価はいかがでしたか

「ESいい物件One」に足りない情報を付加するために、別の定義表をエクセルで作ったのですが、あまりコンピュータそのものに慣れていないこともあって、全てエクセルだけで運用できるのは、わかりやすかったようです。
最初は新しいコンピュータシステムを自分達が使えるか不安げだったのが、今では寧ろ積極的に「こんな事をしたい」「あんな情報も取りたい」といったリクエストが相次いで寄せられるようになりました。

今後の展望をお聞かせ下さい

会計システムへの入力効率化については前述の通りお客様によってニーズが異なるため要件定義に時間がかかりますが、システム開発そのものは柔軟な対応ができるため、Excelで変換のしくみをつくる方針は、ユーザーニーズとマッチしていると考えます。
今後もお客様の要望に応じ、柔軟な対応を図って行きたいと考えています。