道具としてのExcel活用
Windows11は、「生産性を上げる」か
「最後のWindows」の次のバージョン、11
昨日、新しいWindows11の発表がありました。
もともと、Windows10が最後のWindowsで、後はマイナーアップデートを繰り返しながら煮詰めていく・・・方針だったのですが、Microsoft自身の戦略変更に合わせてこの方針も見直されたようです。
公式ページによると、「生産性を上げる」そうですが、果たしてWindows11は、どのように業務の効率化/生産性向上に寄与するでしょうか?
過去の「新しいWindows」の傾向より
出たばかりは、修正が多い
私事で恐縮ですが、昨日ノートパソコンを使おうと起動したところWindowsUpdateが始まり、その後3時間以上使えない状態となってしまいました。仕方ないので、その日は別のコンピュータで作業をし、ノートパソコンはそのまま電源を落としておきました。
改めて今日そのノートパソコンを使おうとしたら、再びWindowsUpdateが始まり、その後数時間使えない状態が続きました。
このように、問答無用にUpdateのために使えなくなってしまうWindowsの仕様は、情報セキュリティの定義と照らしてみると、可用性に著しい問題があると言えます。
そういえば、Windows10が出たばかりの頃も、週に何度もUpdateが入っていたのを思い出しました。
新しい11にしても、出たばかりの頃は環境依存の不具合などが山のようにでるはずですから、しばらくは「Updateの為半日使えない」という状況になりそうです。
対処法
多くの場合、複数のコンピュータが一斉にUpdateに入ることは滅多にありません。予め予備のコンピュータを用意しておけば、Updateによりいつまで使えないか読めない、といった事態への対処が可能です。
今どきは、クラウド環境に仮想Windowsコンピュータを用意しておき、どこからでもリモートデスクトップでアクセスできるので、こうしたバックアップ環境も選択肢に入ってきます。ネットに繋がれば、どんな環境からでも利用できる(Macでもスマホでも外国でも・・・)メリットがある反面、「電源を切る」状態にしておいても、課金されます。
結論:Windows11はできるだけ早く導入するべき?
Microsoft社の発表によると、Windows11の特徴としては、
- Androidアプリが実行可能
- 最高のPCゲーム体験を提供
- スタートボタンの位置と役割の変更
- Teamsが組み込まれた
- :
等が挙げられており、「生産性が向上する」そうです。
しかし、主な特徴を見ていくと、いずれもそれが有ったからと言って業務の効率化・生産性には直接寄与しなさそうです。
そうでなくても、現状のWindowsUpdateではマイクロソフトのお勧めゲームが勝手にインストールされて実行されるので、辟易しています。AI機能も進化したそうなので、インストール/アンインストールもマイクロソフトにお任せ!、ということにならなければ良いのですが。
とはいえ、いずれ全面的に11に移行するのは時間の問題ですから、早めに操作方法などに慣れておいた方がよい、という側面もあります。
業務用途での導入であれば、Updateが頻繁に起こらなくなる半年後以降にするのがお勧めです。