事例紹介

システム開発のコストを抑える方法6選(4)

フリーランス活用で人件費を抑える

アフターコロナの人材活用術!?

人材の”サブスクモデル”がやってきた

コロナショックを経て、在宅勤務を強いられていた人が復帰しつつあります。
日常が戻ってきたようで、まずは一安心と行きたいところですが、実は出社しなくても仕事ができることに気づき始めた人が、少なからずいます。
もちろん、業種・業態にもよりますが、「出社して仕事をしているフリ」の人が意外と多いことに気づかされた、といことではないでしょうか。
実際、はたから見ていると「チェックのためのチェック」「会議のための会議」専門の人が散見されます。
今後も在宅で、となると時間で縛る理由が薄れますから、「好きな時に好きなだけ働く」≒「頼みたい時だけ仕事を振る」に代わってきそうです。

 

すでにある、サブスク的人材活用

実は、数年前から「人材のサブスクモデル(一定期間のみの利用権)」が注目されています。
フリーランスの人の受注窓口を行うネットサービスの存在がそれで、分野ごとに人材を登録し、過去の実績などが記録されるようになっています。
めったに発生しない仕事なら、こうしたサイトを通じて「要るときだけ発注」することで、人件費を大幅に節約しつつ、プロに仕事を頼むことが、(理屈の上では)できます。

フリーランスに仕事を頼んでみた

我が社の経験

実は我が社でも2年ほど前にフリーランスに仕事を依頼したことがあります。デザイン系の仕事でした。
結果はといえば、玉石混交、人により差がありすぎます。
サイト上高評価であっても、その指標に客観性があるのかどうか、確認はとれません。たとえば某ショッピングサイトでユーザ評価に2以下を付けると、掲載されない仕組みになっていますから、★の数だけ見ても実際はわかりません。
ところで、料金の支払い方法は、いったんサービス運営会社に預けて、仕事が終了したら支払いが代行されるしくみとなっています。
これを悪用し、実際には仕事をせずに終わったと報告し、まんまと作業代を請求することができるのです。もちろん、依頼主側から拒否することもできるのですが、一定期間無視していると自動的に承認されたと見なすシステムとなっていることを利用して、連休期間中に勝手に決済されてしまいました。
苦情窓口に異議申し立てしたところ、「当事者同士の話し合いで解決せよ」とのことでした。

 

 

フリーランスにシステムを頼む前提

仕様が作れるなら有力な選択肢

こうした体験で身にしみたのは、他者に何かを依頼する際に重要なのが「何をオーダーするか」を正確に伝えることだということです。情報システムのように、複雑になればなるほど、この傾向が強くなります。
例えば、「請求書を自動で作れるようにしてくれ」では、どのようなデザインの請求書なのか、明細と鏡に分かれるのか、消費税は別表示にするのか、といったことが伝わりません。
よく「パソコンに詳しいんだから、そのくらいわかるでしょ」というスタンスの方を見かけますが、請求書をどう表現するかは依頼者側にしかわからない、依頼者固有の事象ですから、わかるはずがありません。
こうした細部に渡る「仕様」が作れるなら、フリーランスに頼んでも安心です。

いわば、建設会社を通さず直接職人に建設を依頼するようなものと思えばよいでしょう。

 

仕様が作れないなら、お任せ”しよう

コンピュータのことはよくわからないから、仕様もまとめられない、というケースの方が、むしろ多そうです。
この場合、あれこれ細かい注文を付けるよりも、思い切ってお任せした方が、良いものができることも多いのです(相手の経験によるでしょうが)。
その場合、何が目的かと、制約事項があればそれも伝えましょう。