事例紹介

システム開発のコストを抑える方法6選(5)

海外制作で人件費を抑える:オフショア開発

システム開発費用が高い理由

日本の人件費は、有数の高さ

かつて日本が高度成長をしている時、その理由の一つが「人件費の安さ」とされていました。
それが円高になるにつれ、とうとう世界一高い人件費の国にランキングされていまいました。
今は円高も収まったので、多少安くはなってきましたが、ハンバーガー1つ購入するのに数分働けばよい理屈ですから、全世界レベルでは高い方といえるでしょう。
そんな国で、ほぼ人件費で構成される仕事の典型「システム開発」の費用が高いのは、自明といえます。

 

技術者は、一般よりも人件費が高い

Aさんの代わりにその辺にいるBさんを連れてきても問題がない職業と違い、技能職の場合「大工の代わりにペンキ屋」では役に立ちません。
また、育成に時間がかかることから、需要が高まっても供給が間に合わず、結果人件費が高くなりがちです。
日進月歩で新しい技術要素が登場する情報技術の世界では「一度教育訓練すれば終わり」ではなく、「その時代に必要なスキルを持った人」が必要とされるので、常に供給待ちの状態とも言えます。
こんな理由から、技能職は人件費が高くなりがちです。

人件費が安い国で開発する

相対的に人件費の安いアジア諸国

発展途上にある国では、もともと通貨が弱い、すなわち先進国の通貨1単位で、多くのものが購入できます。
特に、人口が多い国では、一番余っているのが労働力なので、人件費が非常に安いのです(かつての日本です)。
そんな人件費の安い国でシステム開発を行えば、一番大きな割合を占める人件費を、劇的に減らせそうです。
一説には、隣国の人件費は日本の17分の1で、非常にまじめな人が多いとか(そこ産のスーツ1着、9800円で売ってましたね)。

 

課題は言葉の壁

発注者であるあなたが、仕様書を作れて、相手の国の言葉に翻訳できれば、「安い国で激安開発」も可能ですが、仕様書以上に相手国の言葉の敷居が高そうです。
たいていは英語でコミュニケーションできますが、英語で情報システムの仕様書が書ける人にしても、そうはいないでしょう。

 

意外と難しい、文化の壁

日本で暮らしていると、きめ細かいサービスが当然と思いますが、多くの場合外国の常識だと「いわれた通りにやった結果、おかしなことになったが、自分の責任ではない」となります。
我が社でも、海外国籍の従業員を入れたことがありました(10年以上昔です)が、画面の設計をさせると、ボタンの位置も大きさもぐちゃぐちゃで、ボタン名も誤変換されていたりしますが、「ちゃんと動くから問題ない」との主張を変えず、以後も同様のスタンスで仕事をしていました(1か月で辞めましたが)。

言わずもがなで、細かい点に気づいてくれる日本人。国際的には、希少種なのかもしれません。